ラベマイまこと
横河武蔵野アルテミ・スターズ ・ 凸版印刷株式会社 所属
こんにちは、女子ラグビー選手のラベマイまこと(旧姓:江渕)です。
横河武蔵野アルテミ・スターズというチームに所属していて、スポーツ専従社員として凸版印刷株式会社に勤めている24歳です。
趣味は絵を描くこと。(私の投稿のイラストの絵も私が描いたものです!)
今年の1月から4月中旬までは、オーストラリアのブランビーズというチームに短期参加をしてきました。
そして、4月中旬からは女子日本代表(15人制)のオーストラリア遠征に合流しました。
これからこのコラムを通して数回にわたり、オーストラリアでの生活や活動についてみなさんに紹介をしていきたいと思います。
多くの女子ラグビー選手たちが「私も海外で挑戦してみたい!」「戦ってみたい!」「私もできるかも!」という気持ちになってくれたら嬉しく思います。
よろしくお願いします。
沢山走って驚いた!ブランビーズでの初練習
では、さっそく今日は、ブランビーズというチームはどんなチームなのか、そこにはどんなチームメイトがいるのかを紹介します!
ブランビーズは、オーストラリアの首都・キャンベラを拠点としたチームで女子はスーパーウィメンズ、男子はスーパーラグビーに参戦する強豪です。
今年のスーパーウィメンズのリーグには、ブランビーズの他にレベルズ、ワラターズ、レッズ、フォース、フィジアン・ドルアの計6チームが参加していて、3月から4月、2か月かけて戦いました。(シーズンのお話は、また今度しますね!)
ブランビーズには、色んなバックグラウンドを持った人たちが集まっており、学生から社会人まで40人ほど所属しています。
半数ほどがキャンベラに住んでいる地元の選手で、あとの半数はシドニーや車で内陸方面に3-4時間かかる地域に住んでいる選手たちです。
練習には、試合に出れないディベロップメントの選手も含め、毎回30人ほどが参加しています。
社会人で会社務めの人はほとんどおらず、学校の先生や弁護士、美容師にバーテンダー、政府関連などの仕事に就いている選手が多く、多くの選手はフルタイムで働いています。
自分の家族を持っているメンバーも多く、なんと4人の子どものお母さんをしながら仕事とラグビーを両立している選手もいます。
基本的にほとんどの選手は日中働いているため、16時ごろに仕事が終わり、夕方から集まって練習をするというスケジュールです。
驚いたことに、毎回3-4時間かけて運転して練習に来ている選手が沢山いて、みんな自分の家族がいたり、フルタイムの仕事をしながら遠方から練習に来ていると思うと、練習に来ていることそのものがすごいなぁと思いました。
チームの練習は、女子チームも男子チームもキャンベラ大学の中にある同じグラウンドで行っています。
2時間ほどグラウンドでトレーニングをした後に、そのままウエイト場に移動し、 1時間のウエイトトレーニングをします。
チームには、100キロを超える身体の大きな選手やキック力の高い選手が多いのが特徴的です。
また、チーム練習ではフィットネスメニュー(走り込み)をたくさん行うことに最初はとても驚きました。
日本では、身体を大きくするために、チームでウエイトトレーニングをする時間が長く取られることも多いですが、ブランビーズでは元々、体格の良い選手が多いため、その分、走れるようになるためにフィットネスの練習が多いのかなと思いました。
スクラム練習も対人で8vs8の練習も行うことができるため、日本にいる時よりも本格的な経験を積むことが出来ます。
日本でも、毎日対人のスクラム練習が出来るようなチームが増えたら、世界レベルのフロントローが沢山生まれるんだろうなぁ~と夢見る、らべまいまことでした。
次のコラムでは、グラウンドで羊とラグビーした話をしたいと思います。笑
では、また次のコラムでお会いしましょう!
ブランビーズ(BRUMBIES):オーストラリア・キャンベラを拠点にするラグビーチーム。男子はスーパーラグビーの強豪で2020年には総合優勝、女子もスーパーウィメンズ(豪州版女子スーパーラグビー)に参戦する。 BRUMBIES https://brumbies.rugby
写真・文:ラベマイまこと