ラベマイまこと
横河武蔵野アルテミ・スターズ ・ 凸版印刷株式会社 所属
オーストラリアでのオフの過ごし方
こんにちは、ラベマイまことです。
今日は私がオーストラリアでオフの日にしていたことについて話したいと思います。
練習の日は、トレーニングウェアやチームウェアなどを着て外出することが多く、私服を着る機会が少ないので、オフの日は気に入った服を着てメイクをしておしゃれをして出かけたり、出かけた先で洋服を買ったり、とファッションを楽しみながら過ごすのが気分転換になっていました。
私は明るい色や少し個性的なデザインの服が好きです、
オーストラリアにはSUKUという好きなファッションブランドがあります。
SUKUのモデルさんは様々な体型の人がいます。
日本では細いことが美しいとされている文化を感じることがありますが、私は自分らしいスタイルとファッションで健康的にいることが美しいと思っています。
そんな想いから、#太くて健康的な美しい世界 をテーマにSNSを中心に発信をしたこともありました。そして日常生活でも、鍛えた腕を出し自分が好きなおしゃれをして自信満々に歩いています(笑)日本でそうやって歩いていると、よくみんなに振り返られますが(笑)、様々な価値観や美が共存する世の中になっていくともっと素敵だなと思います。
オーストラリアに来たからには、ぜひ大好きなSUKUのお店に行ってみたいと思っていたのですが、惜しくも私の住んでいるキャンベラには店舗がなくその夢を叶えることは出来ませんでした。メルボルンに店舗があるようなので、いつか行きたいです…。
ファッション以外にも、私は絵を描くことが好きです。オーストラリアに来て色々描いてみたいと思っていたのですが、毎日の練習で疲れていたり、シーズン中のプレッシャーもあったりとなかなか絵を描く気持ちになりませんでした。
そんな中でも、1つだけ描いた絵はカンガルーの絵です!
せっかくオーストラリアに来たので、ルームシェアをしていた古田真菜選手(東京山九フェニックス所属)とオフの日にカンガルーの絵を描いてみました。
それからオーストラリアに来て、とても自分の癒しとなったのは、近所に住むハスキー犬でした。大きくて赤茶色のハスキーでとても人懐こく、私たちにも懐いてくれました。
日本に帰ったら、犬を飼えるお家に住んで大きくてフサフサした犬を飼いたい気持ちになりました。
他には、オーストラリアではメジャーなラグビーリーグ(13人制)のナイターゲームを見に行ったりもしました。
オーストラリアでは15人制のラグビーよりも、試合の展開がスピーディーでセットプレーの時間が少ないラグビーリーグの人気が高く、試合ではホームチームがトライすると炎が上がったり、エンターテイメント性も高くてとても楽しかったです。
もちろんブランビーズの男子チームの試合もホームゲームは毎回見に行っていて、いつも画面越しに見ていたスーパーラグビーの試合を間近で見ることができて貴重な経験となりました。
一緒に住んでいるマネージャーさんのお父さんの90歳の誕生日パーティーにも招いてもらったこともありました。マネージャーさんのご実家はウロンゴンというシドニー近くの海岸沿いにある町で、キャンベラは内陸で海がないので久しぶりに海を見ることができて嬉しかったです。ウロンゴンから少し車で移動したところにあるカイアマ・ビーチ近くのブロウホールという観光名所にも連れて行ってもらいました。海の波が押し寄せるときに岩の間から噴水のように海水が打ち上がり、大きな水柱が上がる場所です。想像していたよりも迫力があってびっくりしました。
また、ウロンゴンまでは車で2時間半かかったのですがその道中で不思議な湖のことも教えてもらいました。
道中にあったとても大きな湖は、昔は草原で羊や牛がたくさんいたのですが、雨がたくさん降ったわけでもないのに、急に大きな湖になっていたそうです。その湖は本当に大きな湖で、海に見えるほどの大きさがありました。
そんな大きな湖が昔は広大な草原だったときいて想像がつかずとても驚きました。
オフに自分の好きな趣味に時間を費やして気分転換をしたり、オーストラリアの文化に触れてみたり、グラウンドでは出来ないことをしたことで人生がより豊かに感じられた気がします。海外にラグビーをしに行った時は、ラグビーだけでなく、様々な文化に触れられるのも楽しみの一つなので、これから行く選手たちには、その楽しみも知ってもらいたいと思いました。
ブランビーズ(BRUMBIES):オーストラリア・キャンベラを拠点にするラグビーチーム。男子はスーパーラグビーの強豪で2020年には総合優勝、女子もスーパーウィメンズ(豪州版女子スーパーラグビー)に参戦する。 BRUMBIES https://brumbies.rugby
写真・文:ラベマイまこと