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ラベマイまこと

横河武蔵野アルテミ・スターズ凸版印刷株式会社 所属

日本代表オーストラリア遠征に合流

こんにちは!ラベマイまことです。

今回はブランビーズでのシーズンが終わり、女子15人制日本代表のオーストラリア遠征に現地で合流したお話をしたいと思います。

日本代表のオーストラリア遠征は4月中旬からゴールドコーストで行われました。

4月中はグラウンド練習とウエイトトレーニングを行い、5月に入ってから試合がはじまました。試合はフィジー戦、オーストラリア・バーバリアンズ戦、オーストラリア戦の3試合行いました。

私は久しぶりに日本代表チームに合流したので、新たに代表チームに参加している選手とコミュニケーションをとったり、新しいサインや動きの確認をしたりしました。

ブランビーズでプレーしていた時は、みんな体が大きい分、コンタクトプレー重視で、アタックのテンポはそれほど速い印象はなかったのですが、久しぶりに日本代表に合流するとアタックのテンポがとても速く、慣れるまでは目が回るようでしたが(笑)、なんとか試合までに感覚を慣らすことができました。

ゴールドコーストは海が近く、宿泊したホテルもリゾートホテルのようでとてもきれいでした。ヤシの木が並び南国のような雰囲気が漂う一方で、ショッピングモールや高いビルが立ち並び都会的な街並みもありました。

練習が終わると、リカバリーでホテルのプールに入りに行ったり、休みの日に朝から海に行ったり、リラックスして過ごす時間が取れました。オーストラリアで買ったBudgy Smugglerというブランドの水着を得意気に着たりしていました(笑)(この水着はオーストラリア代表の選手たちがオーストラリア代表の支給品としてビーチで着用しているかっこいい写真がインスタグラムに投稿されて、一時期有名になったものと同じブランドのものなのです!)

私自身、遠征に合流するまでの期間で、体調を崩し身体に負担がかかることもありましたが、海が綺麗で気候も暖かいゴールドコーストで過ごすことで、ストレスが減ったためか自然と体調が回復していきました。

そして、今回の遠征中の私の大きな目標は、ブランビーズでのシーズンから学んだ『プレッシャーを受けすぎずに自分の目の前の1つ1つのプレーに向きあうこと』でした。その上で自分らしく楽しんでプレーできたらと思い、遠征に臨みました。

試合の結果、3戦全勝。世界ランキング上位で日本より格上のオーストラリア代表にも勝利できました。私は3試合とも後半からの出場でしたが、どの試合も約40分出場しました。今まで特に力を入れて練習してきたタックルスキルとスクラムでのスキルを発揮すること、しっかり体を当ててディフェンスをすることを意識していましたが、実際に試合では、久しぶりに積極的にコンタクトプレーに参加することができ、納得のいくタックルを1つ決めることができてとても嬉しかったです。

また、しっかりとディフェンスで体を当てることができて、試合が楽しかったです。やっぱり私は、ディフェンスで体を張ることができてこそラグビーを楽しめているのだと実感できましたし、これからもディフェンスで積極的にプレーした上で他の部分のクオリティーもあげていこうと再認識することができました。

そして、前回の欧州遠征よりもアタックでボールに関わるシーンが増えました。これまで試合では、緊張して消極的になってしまうことが多かったのですが、今回はミスを恐れることなく挑むことができました。もちろんミスもありましたが、それも含めてラグビーだと思えた点は、成長できたかなと思います。

今回の遠征では、新型コロナウイルス感染症の拡大など非日常な出来事が次々と起こりましたが、その中でも3試合を勝ち切れたことはチームとして今後の自信にも繋がり、“勝ち“を体感する経験値となったと思います。私は私自身の目の前の課題に1つ1つ取り組み続け、そして楽しんでラグビーをすることを忘れずにグラウンドに立とうと思います。

 

 

ブランビーズ(BRUMBIES):オーストラリア・キャンベラを拠点にするラグビーチーム。男子はスーパーラグビーの強豪で2020年には総合優勝、女子もスーパーウィメンズ(豪州版女子スーパーラグビー)に参戦する。

BRUMBIES https://brumbies.rugby
写真・文:ラベマイまこと